お知らせ

移転延期のお知らせ

 当店がリフォームを始めるにあたり、まだ店内には多くの残置物があり、まずはそれらを撤去してもらわなければなりませんでした。
 それが済んで初めて賃貸の契約開始日(家賃の支払いが始まります)ということになっていたのですが、結局引き渡しをされたのは2月になってしまいました。
 それでもまだ数点の残置物があったのですが、この時点で大幅な計画の遅れを取り戻さなければならず、追い追い撤去するという約束で仕方なく了承いたしました。

 また、リフォームのために天井や壁を剥がしたところ、大きな問題が見つかりました。

 1つ目は、火事の跡があったこと。
契約の際には聞かされていなかったもので、天井には火事の跡が広い範囲で見つかりました。屋根を支える柱や梁が焦げていて、安全面において とても心配です。

 二つ目は、壁の劣化。
当該店舗は緩やかに傾斜している土地に建っていて、山側の壁が数十センチ埋まっている造りになっています。
その埋まっている箇所が、長年の雨水の浸潤により腐敗していました。
それと併せて、店舗裏の大木。
これは掘り起こしてみないと確かなことが分からないのですが、根が店舗に干渉している可能性、今後干渉していく可能性があるそうです。
 建築士によると、建物が長方形で 壁と屋根で建物自体を支える構造の平屋造りとなっているため、屋根と壁の強度が低下することで建物倒壊の恐れがあるとのことでした。

 この時点で、リフォームではなく大規模修繕の必要性が生じてきてしまいました。
  建物の物理的瑕疵は所有者の責任となっています。
 そこですぐに相手契約者に修繕の必要性を所有者へ伝えるよう依頼しました。

 ここでようやく貸主側のことが分かってきました。
①地主

②所有者
(建物と敷地内駐車場の借地権を持つ会社)

③ ②所有者から建物と駐車場を借りて、賃貸営業をしている貸主(この物件の募集広告を出した人)

④ ③から依頼を受け、今回の直接の貸主になっている不動産会社

このように、貸主側は 複数の貸し手がいる転貸借であったため、連絡や決断も滞りがちであったようです。

 当店の出来ることは少なく、貸主の不動産会社④に再三に渡って連絡をとり、修繕を進めてもらえるよう頼みましたが、状況はまったく変わりませんでした。
その後、1日も早く営業開始に向け準備出来ればとの思いで、所有者である会社②に直接手紙も書きました。
修繕のお願いと、当店からも修繕に充てる資金面での協力をする案があるということ。
それを一度会って相談出来ないかという内容です。
こちらも何の返答もありませんでした。

 この状況では、当店は誰と話し合い、契約を進める相談をしたら良いのか、その相手(現実的に契約履行出来るという意味で)が誰なのかすら定まりません。

 今は弁護士と相談し、解決へ向けて進めておりますが、まだしばらく時間が掛かってしまいそうです。

 みなさまには中途半端なご報告しか出来ず、たいへん申し訳ございません。
それにもかかわらず、ご来店・ご注文くださり、毎日励ましていただいております。
 ありがとうございます。

 これからも変わらず美味しいうなぎを焼き、みなさまに召し上がっていただけるよう精進してまいります。
 どうぞよろしくお願いいたします。

店主

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